第1回地域建設業の役割に関する調査研究委員会を開催しました
本委員会は、地域の経済と雇用を支える地域建設業の今後の役割を、有識者と地域建設業経営者で検討することを目的としています。
今回は大学教員5名を含む14名に参加頂きました。
- 日時:令和4年3月10日(木)16:00~18:00
- 場所:オンライン
- 話題提供:「産業論から見た地域建設業の役割と本調査研究委員会で行いたい調査」 奥村 誠 氏
【参加者】
(大学教員)
・奥村 誠 氏 東北大学 教授
・佐々木 留美子 氏 東北工業大学 講師
・杉山 太宏 氏 東海大学 教授
・日置 和昭 氏 大阪工業大学 教授
・安田 浩保 氏 新潟大学 研究教授
(建設業会社)
・株式会社小野組
・株式会社中村組
・株式会社原工務所
・一二三北路株式会社
・株式会社大島組
・株式会社大岩建設
・株式会社管野組
はじめに、奥村誠教授に「産業論から見た地域建設業の課題と本調査研究委員会で行いたい調査」というテーマで話題提供を頂き、その後意見交換を行いました。
(建設業経営者)
・建設業が外からどう見えているのか理解したい。
・地域建設産業は、世の中に必要とされていて、誇りをもって仕事をしているが、魅力を伝えきれていないと思う。そこを大学の先生方に調べてほしい。
・就職となると、親御さんが反対する。そこをどのように打破すべきか。何が出来るか、何をすべきか。
・今の子供たちは建築士になりたい人は沢山いるが、橋や道路を作っている人がどんな人達なのか理解をしていない。学校訪問で土木を教える教育を行っている。
(大学教員)
・建設業は人気がないと言われているが、近年は建築の人気が高く、大学で建築学部の新設が増えている。
・建設業界での女性の割合が低い。建築では、室内・内装業・左官業など丁寧で器用さが求められる部分や規模の小さい建築では女性が活躍する事例が増えてきた。土木の施工プロセスで女性が活躍できる場があるのか、建設業の方々にお聞きしたい。
・2011年の東日本大震災以降、土木を目指す人の流れが変わったと実感する。以前は定員割れしていたが、2011年以降は定員をキープしている。
今後も設業の今後の在り方、高度人材育成などについて意見交換を行い、課題解決のきっかけになることを目的に委員会を開催予定です。
本委員会は正・準会員を対象に開催を行っています。興味のある方は和合館工学舎事務局までご連絡ください。