ニュースリリース

2022年03月18日/セミナー・講演会

第4回地域建設業経営者と大学教員との座談会を開催しました

第4回地域建設業経営者と大学教員の座談会をオンライン開催しました。今回は、北日本地区の教員3名をお招きし、全国の会員企業を繋ぎ14名に参加頂きました。

  • 日時:令和4年3月10日(木)10:00~12:00
  • 場所:オンライン
  • テーマ:「地域建設業の役割」

【参加者】
(大学教員)
・金子 賢治 氏:八戸工業大学 学長補佐 教授
・木幡 行宏 氏:室蘭工業大学 副学長 教授
・渡部 要一氏:北海道大学大学院 教授

(建設業会社)
・株式会社小野組
・株式会社中村組
・一二三北路株式会社
・株式会社長瀬土建
・株式会社大島組
・旭建設株式会社
・株式会社管野組
・幌村建設株式会社

 今回は「地域建設業の役割」というテーマのもと、地域における人材確保やその育成を中心に大学教員と地域建設会社の皆さんで意見交換を行いました。
 はじめに、大学側から、学生の就職率と就職先、学生の地域に根差した大学としての役割や地域連携などについて説明頂きました。近年は土木を学んでいる学生でも、情報系の企業を就職先として希望する傾向が高く、建設業へ入る学生が減ってきているとのことです。そのような中で、先生方が学生に向けて行っている「建設業の魅力を伝える工夫」を教えて頂きました。また、地域連携の一環として、市民講座や地元企業への訪問と課題解決に向けた取り組みなども紹介頂きました。市民講座はCPDS認定プログラムとしているため、地元の建設会社さんには好評とのことでした。
 その後の意見交換では、建設業の皆さんから、「地域建設業にとって大学は敷居が高い。相手にしてもらえないと思っている。」「大卒を採用するのは難しい。」「人材確保と社内教育が課題」「学生へ土木の魅力、夢のある仕事ということを伝えてほしい。」「BIM/SIM、情報化施工など、最先端の技術を扱っていることを学生たちに知ってもらいたい。」などの意見が出ました。また、大学の先生方からは、「OBがいる会社は就職の際は強いが、敷居が高いと思わず大学訪問をして欲しい。その結果、いつしか採用に繋がると思う。」とアドバイスを頂きました。