2021年05月24日/セミナー・講演会
第3回地域建設業経営者と大学教員の座談会を開催しました
第3回地域建設業経営者と大学教員の座談会をオンライン開催しました。今回は、中日本地区の教員3名をお招きし、全国の各拠点を繋いで14名に参加頂きました。
- 日時:令和3年5月21日(金) 16:00~18:00
- 場所:オンライン
- テーマ:「地域の土木技術者を育てる」
【参加者】
(大学教員)
- 重松宏明様 :石川工業高等専門学校 環境都市工学科 教授
- 中村吉男様:愛知工業大学 工学部土木工学科 教授
- 中野正樹様:名古屋大学 大学院 工学研究科 土木工学専攻 教授
(建設業会社)
- 株式会社小野組 (新潟県胎内市)
- 株式会社中村組 (静岡県浜松市)
- 株式会社深松組 (宮城県仙台市)
- 一二三北路株式会社(北海道札幌市)
- 伊米ヶ崎建設株式会社(新潟県魚沼市)
- 株式会社大島組(新潟県上越市)
今回は「地域の土木技術者を育てる」というテーマのもと、地域建設業は今後どのようになるべきか、そのためにはどのような人材を育成するべきかという点を中心に意見交換を行いました。
はじめに大学教員から、コロナ禍の学生の動向、地域建設業がどのように大学に映っているか、また、産学連携で地域の土木技術者を育てるにはどうすればいいか、などについてお話頂きました。次に建設業経営者の方々より会社紹介、地域ゼネコンとしての役割などをお話頂き、その後意見交換を行いました。
大学教員からは「学生は土木の具体的な仕事が分からないと思う。インターンシップや現場見学で仕事内容を知ってもらうことが必要だ。」という意見がありました。それに対して経営者からは「(授業など)学生と触れ合機会を頂きたい。」、「インターンシップに来て頂きたい。」などの声が上がりました。またインターンシップの期間については、「3日間だけでは表面上のことしか見せられず、良い面しか見えないが、3ヶ月だと現場のリアルを感じられる、イメージとギャップが分かる。」という意見もありました。
学生に建設業をもっと知ってもらい、地域建設業の魅力を伝えることが、これからの課題と言えます。和合館工学舎では今後も座談会を開催し、産学が連携する場を広げていきたいと思います。