和合館工学舎|地域を支える技術者を育成し、建設業の技術力向上を目指す

お知らせ

2019年11月6日 | お知らせ

和合館@東北フォーラム2019を開催しました

 「地域に根差した建設産業のこれから」をテーマに、11月1日(金)仙台市青葉区のフォレスト仙台2階、和合館@東北ラウンジにおいて、「和合館@東北フォーラム2019」を開催しました。
 開会挨拶に立った小野貴史(一社)和合館工学舎代表理事は、6月に一般社団法人和合館工学舎を設立したこと、また、北海道から広島・島根までの全国8拠点のネットワークにより、地域建設業の課題に対応した幅広い活動を行っていることを報告しました。

小野代表による開会挨拶

 第一部は、地本敏雄氏(㈱本間組東北支店理事 土木部長、元東北地方整備局仙台港湾空港技術調査事務所 所長)のご講演でした。「東北地域と土木を取り巻く環境~官庁OBの視点~」をテーマとして、東北地方に勤務した二十数年間を通じて感じられた東北地方や今後の東北の事業展開についてお話しいただきました。特に、「インバウンドを視野にした体験型の観光」「ハード・ソフト整備による地域防災力」「交通サービスなどのコミュニティ機能の向上」や「通信の5G」などの提案がありました。また、国における国土強靭事業については、東北では今後予算獲得が厳しくなることが予想され、また、人口減少の中で、インフラや物流、環境についての課題や自動運転についての展望を語られました。

講演風景(地本氏)

 第二部は、吉岡正和氏(高エネルギー加速器研究機構 名誉教授、岩手大学客員教授、岩手県立大学 客員教授、東北大学 学術研究員)のご講演でした。「アジア発の巨大国際機関・ILCの概要と少子高齢化・人口激減ニッポンのまちづくり」をテーマとして、国際機関であるILCの誘致と、東北がその受け皿となり高度人材とともに地域発展ができるというご提案がありました。特に、「日本はもはや先進国ではない」という視点から、日本の高度人材の減少、大学をはじめとする競争力の低下、一人当たりの稼ぎが世界25位であり、科学技術立国を目指すためには、高度人材を増やし、稼ぎを多くするしかないことを強調されました。その中にあって、ILCを契機に①国際研究都市の形成、②イノベーションの創出、③グリーンコミュニティ構想、④高度人材受け入れ条件を満たす環境整備、⑤交流人口拡大と地域の教育水準の向上など、社会的効果について、少子高齢化の日本にはぜひ必要であると訴えられました。

講演風景(吉岡氏)

 最後に今西肇(一社)和合館工学舎学舎長より、「和合館工学舎は今後も技術者や幅広い分野の方々の文化や技術の交差点として活動します。」と閉会挨拶があり、フォーラムは終了しました。

今西学舎長による閉会挨拶

その後、交流会が開催され、出席者全員による自己紹介、そしてそれぞれが情報交換行い、有意義な時間を過ごし盛会のうちに終えることができました。